AIを相手に英語を声に出して練習できるアプリ・サービスが増えています。この記事では、大人が使える6つ(スマイルゼミ ENGLISH・Speak・スピークバディ・ELSA Speak・Duolingo・Kimini英会話のKimini AI)を、2026年10月3日に確認した公式サイト・公式ヘルプの内容だけで比べました。料金、無料体験の日数とカード登録、終了後に自動で有料になるか、解約の方法、使える端末をそろえて並べています。
30秒でわかる要約
- 6つとも、AIと声で会話して練習できます(Duolingoは有料のDuolingo Maxの機能)。
- 月払いの定価が公式に載っている中で安いのは、Speakのプレミアム(月3,800円)とスピークバディ(1カ月3,980円)。スマイルゼミ ENGLISHは月々10,978円(税込)で、AIコーチが話題を決めてカリキュラムを作る形です。
- 無料体験のあと自動で有料にならないと公式に書かれているのは、スピークバディだけでした。ほかは期間内に解約しないと有料に切り替わります。
- パソコンで使えるのはKimini AI(ブラウザ)とDuolingoのウェブ版(AI会話のMaxはアプリのみ)。スマイルゼミ ENGLISHとSpeakはパソコン不可です。
比べた6つのアプリ・サービス
- スマイルゼミ ENGLISH(株式会社ジャストシステム):公式に「社会人向けAI英会話コーチング」。2026年2月16日開講
- Speak(スピーク)(Speakeasy Labs, Inc.):AIチューターと話すスピーキング中心のアプリ
- スピークバディ:AIキャラクターと会話するアプリ。フリートーク機能「BuddyChat」にOpenAIの技術を使用
- ELSA Speak(ELSA Corp.):発音の採点が中心のアプリ。PremiumでAIロールプレイ
- Duolingo:無料で使える語学アプリ。AIとのビデオ通話は有料のDuolingo Max
- Kimini AI(Kimini英会話・学研グループ):講師とのオンライン英会話に付いてくるAI会話。単体のプランは公式で確認できず
人の講師と話すオンライン英会話との違いは、AI英会話とオンライン英会話の使い分けで整理しています。
6つの早見表(料金・無料体験・端末)
| サービス | 料金(公式の記載) | 無料体験 | 体験後に自動で有料 | 使える端末 |
|---|---|---|---|---|
| スマイルゼミ ENGLISH | 月々プラン10,978円(税込)/6ヶ月プラン49,368円(税込・一括) | 7日間(カード登録が必要) | なる(トライアル中の退会は電話のみ) | スマホ(iOS17以降・Android10以降)。パソコン不可 |
| Speak | プレミアム 月3,800円・年19,800円/プレミアムプラス 月5,800円・年29,800円(税込かの記載なし) | 7日間 | なる(終了の24時間前までにキャンセル) | スマホ・タブレット(iOS16以降・Android8以降)。パソコン不可 |
| スピークバディ | 1カ月3,980円/12カ月28,400円(FAQに税込かの記載なし) | 初めての人は3日間 | ならない(公式FAQ) | iOS・Android |
| ELSA Speak | 公式の料金ページに割引表示(期間の記載なし)→ 詳しくはレビュー | Premiumを7日間 | なる(登録時に選んだプランへ) | iOS・Android。パソコン版アプリなし |
| Duolingo | 無料版あり。有料プランの金額は公式サイトに記載なし(アプリ内の表示) | 「無料で1週間試す」の表示あり(条件は公式で確認できず) | 公式で確認できず | アプリ・ウェブ(AI会話のMaxはアプリのみ) |
| Kimini AI | 単体のプランなし。新規向けではスタンダードPlus(月7,480円・税込)に付く | 10日間(カード入力・引き落としなし) | なる(手続きがないとプラン開始) | ブラウザ(パソコン・タブレット・スマホ) |
サービスごとの特徴
スマイルゼミ ENGLISH:AIコーチが話題を決めて4週間分のカリキュラムを作る
株式会社ジャストシステムが2026年2月に始めた、社会人向けのAI英会話コーチングです(公式・プレスリリース)。最初にAIコーチと日本語でカウンセリングをして「自分が話したい話題」を1つに絞り、4週間分のカリキュラムを作ります。学習は1日5〜10分で、1週間ごとに振り返り、4週間で1つの話題を進めます(公式トップ)。
- 機能:カリキュラム作成・カウンセリングと振り返り・トークレッスン・リスニング・スピーキング・単語フレーズの各トレーニング・AIから電話がかかる模擬レッスン(コールコーチ)。9月25日から「振り返りポッドキャスト」「チャンク・リスニング」も追加
- 日本語:カウンセリングとフィードバックは日本語、言葉に詰まったときも日本語でアシスト(公式FAQ)
- 料金:月々プラン10,978円(税込)、6ヶ月プラン49,368円(税込・一括払い、月あたり8,228円)。どちらも機能の差はありません
- 注意:英検・TOEICの対策講座はなし/パソコン・オフラインでは使えない/本人以外は利用不可/13歳未満は利用不可
- 無料トライアル:7日間(公式には「3日間」から延長中と表示・延長の終了日は記載なし)。申込時にカード情報を入力し、退会しないと自動で課金が始まります。トライアル中の退会は電話のみで、最終日は20時までに申し込む必要があります。期間を過ぎたあとの返金はありません
Speak:AIと話す回数に上限がない、スピーキング中心のアプリ
AIチューターと声で会話するアプリで、公式サイトには「AIとの英会話練習は無制限」とあります。声に出した英語は音声認識で評価され、発音や言い回しへのフィードバックがその場で返ってきます。日本語を話す人向けの発音コース「伝わる発音・聞き取れる英語」(CEFR A2〜B1向け)や、会話の翻訳表示もあります。
- 料金(公式ヘルプ):プレミアム 年19,800円・月3,800円/プレミアムプラス 年29,800円・月5,800円。月払いはアプリ内からの購読のみ。税込かどうかの記載なし
- プランの違い:自分用に作られるカスタムレッスンがプレミアムは1日3レッスン、プレミアムプラスは無制限
- 無料体験:購読を始めると7日間は全コンテンツを無料で使えます。終了の24時間前までにキャンセルしないと購読が始まります
- 端末:スマホ・タブレットのみ(パソコン不可)。満14歳以上
詳しくはSpeakのレビューにまとめています。Speakの公式サイトを見る →
スピークバディ:無料体験のあとに自動で有料にならない
AIキャラクターと会話して練習するアプリです。フリートーク機能「BuddyChat」はOpenAIの生成AI技術を使っています(公式FAQ)。最初に10分ほどのスピーキング形式のレベルチェックがあり、苦手な単語の発音を拾って練習するパーソナル発音トレーニングもあります。
- 料金(公式FAQ):1カ月3,980円、12カ月28,400円(月額換算2,367円)。6カ月プランは2025年6月上旬で販売終了
- 無料体験:初めての人は3日間、全機能が使えます。自動で有料プランに移行しないので解約手続きは不要(公式FAQ)
- 解約:アプリの「メニュー」→「お問い合わせ」→「解約ご希望の方はこちら」から。メールでは解約できません
公式トップでは「10周年記念 全プラン30%OFF」(9月25日〜10月4日)の表示があり、1ヶ月プランが月2,780円(税込)になっています。割引に参加するにはアプリを最新版にする必要があります。
詳しくはスピークバディのレビューで。スピークバディの公式サイト
ELSA Speak:発音の採点が中心。AIとの会話練習はPremiumから
話した英語の発音をAIが採点して直すアプリです。公式サイトには「あなたの発音に対して即座にフィードバックを受け取れます」「CEFR基準に基づく発音スコア評価」とあります。AIとさまざまな場面で会話するAIロールプレイなどの生成AI機能は、Premium以上のプランに含まれます(公式ヘルプ)。日本語で会話やレッスンを始められるバイリンガルAIチューターもあります。
- 無料プラン:1日2レッスン+生成AI機能のお試しが合計3回(使い切り)
- 無料体験:Premiumを7日間。登録時に1年か3か月のプランを選び、7日後にそのプランへ自動で切り替わります。そのApple・Googleのアカウントで一度もELSAを使ったことがない場合だけ
- 料金:公式の料金ページは金額を読み込んで表示する作りで、割引の表示が出ます(期間・税込かどうかの記載なし)。ELSA Speakのレビューの料金の節もあわせて確認してください
- 端末:iOS・Androidのアプリ。パソコン版アプリはなし(Premium向けのSpeech Analyzerはパソコンのブラウザで使える)。13歳以上
Duolingo:無料で始められる。AIとのビデオ通話は有料のDuolingo Max
無料で使える語学アプリです。有料のSuper Duolingoは広告なし・HP無限などの特典で、AIと話す機能はDuolingo Maxに含まれます。Maxには「スマート解説」「ロールプレイ」「リリーとビデオ通話」があり、日本語話者向けの英語コースでもスマート解説とロールプレイに対応しています(公式ヘルプ)。
- 料金:日本向けの公式サイト・ヘルプに金額の記載はありません。アプリ内のショップで確認します
- Duolingo MaxはiOS・Androidアプリでのみ購入でき、ウェブ版では買えません(ビデオ通話はAndroid 13以降)
- 購読はキャンセルしない限り自動更新。Maxは本人+5人で共有できるファミリープランもあります
Kimini AI:講師とのレッスンに合わせて予習・復習を作る
学研グループのKimini英会話の会員が使えるAI会話です。AI講師と声で話す3分間のショートレッスン(日常会話・ビジネス・旅行などのテーマ別)があり、その場で文法や発音のフィードバックを受けられます。わからない単語は日本語で聞け、翻訳モードもあります(公式)。オンライン英会話の進み具合に合わせてAIが予習・復習のメニューを作るのが、ほかのアプリにない点です。
- 料金:単体のプランはなく、新しく入る人の料金表ではスタンダードPlus(月7,480円・税込・毎日1レッスン)にだけ付きます
- 無料体験:10日間(回数プランは3日間で1レッスン)。入会時にカード情報を入力しますが引き落としはなく、手続きがなければ無料期間のあとにプランが始まります
- 端末:アプリ不要。パソコン・タブレット・スマホのブラウザで使えます
詳しくはKimini英会話の料金で。Kimini英会話の公式サイトを見る →
申し込む前に確認したいこと
- 無料体験の終わり方:スピークバディ以外は、期間内に手続きしないと有料に切り替わります。Speakは終了の24時間前まで、スマイルゼミ ENGLISHは最終日の20時まで(電話)です
- 解約の窓口:アプリ内で購入したものはApp Store・Google Playの設定から止めます(Speak・Duolingoなど)。スマイルゼミ ENGLISHはWEBから入った場合は電話(0120-990-782・10:00〜20:00)のみです
- 税込かどうか:Speak・スピークバディ(FAQ)・ELSAの料金は、公式に税込かどうかの記載がありません。アプリ内の表示で確かめてください
- 年齢:スマイルゼミ ENGLISHは13歳未満不可、Speakは満14歳以上、ELSA Speakは13歳以上、Kimini AIは小学生から使えると公式にあります
目的別の選び方
何から話せばいいか分からない・日本語で相談しながら進めたい
AIコーチが日本語でカウンセリングして話題とカリキュラムを決めるスマイルゼミ ENGLISHが当てはまります。料金は6つの中で高めです。
月の費用を抑えて、たくさん話す練習をしたい
月払いの定価が公式に載っている中で安いのはSpeak(月3,800円)とスピークバディ(1カ月3,980円)です。体験後に自動で有料にならないのはスピークバディです。
発音を細かく直したい
発音の採点が中心のELSA Speakが向いています。Speakにも日本語を話す人向けの発音コースがあります。
人の講師とのレッスンもしたい・パソコンで使いたい
講師とのオンライン英会話とAI会話がセットのKimini英会話(スタンダードPlus)です。ブラウザで使えるので、パソコンからでも受けられます。
まずは無料で英語に触れたい
無料版があるDuolingoから始めて、AIと話したくなったらMaxを検討する方法もあります。
よくある質問
AI英会話アプリだけで英語を話せるようになりますか?
どこまで話せるようになるかは、学習時間や目的によって人それぞれで、決まった目安はありません。今回の6つはどれもAIと声で会話して練習できますが、人の講師との会話とは別のものです。AIで言いたいことを口に出す練習をして、人と話す場面はオンライン英会話で補う使い方もあります。違いはAI英会話とオンライン英会話の使い分けの記事で整理しています。
無料体験のあと、自動で有料になりますか?
2026年10月3日に公式で確認した範囲では、スマイルゼミ ENGLISH(7日間)、Speak(7日間・終了の24時間前までにキャンセル)、ELSA Speak(Premiumの7日間)、Kimini英会話(10日間・回数プランは3日間で1レッスン)は、手続きをしないと有料に切り替わります。スピークバディ(初めての人は3日間)は、公式FAQに「自動で有料プランに移行することはありません」とあります。
パソコンで使えるのはどれですか?
Kimini AIはアプリ不要で、パソコン・タブレット・スマホのブラウザで使えます(公式)。Duolingoはウェブ版がありますが、AIと会話する機能が入ったDuolingo Maxはスマホ・タブレットのアプリだけです。スマイルゼミ ENGLISHとSpeakは公式にパソコンでは使えないと書かれています。ELSA Speakはパソコン版のアプリはありません(Premium向けのSpeech Analyzerだけはパソコンのブラウザで使えます)。
いちばん安いのはどれですか?
公式に金額が載っている中で、月払いの定価が安いのはSpeakのプレミアム(月3,800円・税込かどうかの記載なし)とスピークバディの1カ月プラン(3,980円)です。年払いならSpeakのプレミアムが年19,800円、スピークバディの12カ月プランが28,400円です。ELSA Speakは公式の料金ページの金額が割引表示で、Duolingoは日本向けの公式サイトに金額の記載がないため、アプリ内の表示で確認してください。
日本語でサポートしてもらえるのはどれですか?
スマイルゼミ ENGLISHはAIコーチとのカウンセリングとフィードバックが日本語で、言葉に詰まったときも日本語でアシストすると公式FAQにあります。Kimini AIはわからない単語を日本語で聞ける・翻訳モードがあります。ELSA Speakは日本語で会話やレッスンを始められるバイリンガルAIチューターがあり、Speakには日本語を話す人向けの発音コースと会話の翻訳表示があります。
まとめ
- 6つともAIと声で会話できる。Duolingoは有料のMaxの機能、Kimini AIはKimini英会話の会員向け
- 月払いの定価が安いのはSpeak(月3,800円)とスピークバディ(3,980円)。スマイルゼミ ENGLISHは月々10,978円(税込)でコーチング型
- 体験後に自動で有料にならないのはスピークバディだけ。ほかは期間内に解約を
- パソコンで使えるのはKimini AIとDuolingoのウェブ版(AI会話は不可)
料金やキャンペーンは変わることがあります。申し込む前に、各社の公式サイトとアプリ内の表示で確認してください。