英会話は「目標と予算を決める→無料体験を2〜3社受ける→週2〜3回で本契約して3か月続ける」の3ステップで始められ、単語や文法の知識がゼロでもスクールに入って問題ありません。ここでは、英会話初心者向けに「始める前の準備」「スクールの選び方」「継続のコツ」の3つの観点から、最初の3ヶ月を乗り切るためのステップと基本フレーズをわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 英会話を始める前に知っておくべき心構えと準備
- 初心者が陥りがちな失敗3つとその対策
- 自分に合ったスクールの選び方のポイント
- 最初に覚えておきたい英会話フレーズ10選
- 英会話を継続するための実践的なコツ5つ
30秒でわかる要約
- 始める手順は「目標と予算を決める→無料体験を2〜3社受ける→週2〜3回で本契約して3か月続ける」の3ステップです。
- 「準備が整ってから」と先延ばしにする、高すぎる目標を立てる、講師に遠慮して話さない、の3つが初心者の典型的な失敗です。
- スクールは、日本語サポートの有無・無料体験・続けやすい料金とスケジュール・段階的なカリキュラムの4点で選びます。
- 英会話の効果はすぐには感じにくいので、最初の3か月は習慣にする期間と考え、効果の判断はその後にします。
英会話を始める前に知っておくべきこと
目標を明確にする
英会話を始める前に、「なぜ英会話を学ぶのか」という目標を明確にすることが最も重要です。「旅行先で困らないようにしたい」「ビジネスで外国人と交渉できるようになりたい」「海外ドラマを字幕なしで楽しみたい」など、目標は人それぞれ異なります。
目標が明確だと、選ぶべきスクールや教材、学習方法が自然と絞られてきます。逆に「なんとなく英語ができるようになりたい」という漠然とした目標では、学習の方向性が定まらず続かなくなりがちです。まずは具体的な目標を紙に書き出してみましょう。
完璧主義を捨てる
「完璧な文法・発音でなければ話してはいけない」という思い込みが、話す妨げになることがあります。実際の英語コミュニケーションでは、伝えたいことが伝わることの方がはるかに重要です。文法が多少間違っていても、ネイティブスピーカーはその意図を理解してくれます。
英会話は「スポーツ」と同じです。水泳を学ぶとき、最初から完璧なフォームで泳げる人はいません。まずは水に慣れること、そして少しずつ上達していくことが大切です。
毎日少しでも英語に触れる習慣を作る
週に1回2時間の集中練習より、毎日15〜30分の継続的な練習の方が習慣にしやすく、続けやすくなります。英語は「筋トレ」と似ており、定期的に使わないと忘れていきます。英会話レッスン以外にも、英語の音楽を聴く、英語の動画を見る、英単語アプリを使うなど、日常生活に英語を溶け込ませる工夫をしましょう。
英会話の始め方 3ステップ
英会話を始める手順は、シンプルに3つのステップで整理できます。順番に進めれば1〜2週間で英会話を本格スタートできます。
| STEP | やること | 目安期間 | ポイント |
|---|---|---|---|
| STEP1 | 目標を決める/予算を設定 | 1日 | 「3ヶ月後に自己紹介できる」など具体的に |
| STEP2 | 無料体験を2〜3社受ける | 1〜2週間 | 講師タイプ・教材・予約システムを実体験 |
| STEP3 | 本契約・週2〜3回でスタート | 3ヶ月継続 | 決まった曜日・時間にレッスンを組み込む |
オンライン英会話を始める前に準備するもの
| 準備するもの | 必要? | ポイント |
|---|---|---|
| パソコン・タブレット・スマホ | どれか1台 | 教材の文字を大きく見たいならパソコンかタブレット。スマホではアプリが必要なサービスがある(下の表) |
| インターネット回線 | 必要 | 自宅のWi-Fiか有線が安定しやすい。レアジョブ英会話は5Mbps以上、ネイティブキャンプは映像ありで上り・下りとも5Mbps以上を目安としている(公式) |
| イヤホン・ヘッドセット | あると便利 | マイクとカメラが内蔵された端末ならそのまま使える。内蔵されていない端末ではヘッドセットを用意する(レアジョブ英会話の公式の案内) |
| カメラ | なくても受けられることが多い | DMM英会話・レアジョブ英会話・ネイティブキャンプは、カメラなし(音声のみ)での受講を公式に案内している |
| メモ帳・筆記用具 | あると便利 | 言えなかった表現や、講師がチャットに書いた単語を書き留める |
| 静かな場所 | あると便利 | 周りの音が入ると聞き取りにくくなる。家族のいる部屋なら時間帯を決めておく |
主要4社の受講環境(スマホ・カメラなし・回線の目安)
| サービス | スマホ・タブレット | カメラなし | そのほか |
|---|---|---|---|
| DMM英会話 | ブラウザで受講でき、特別なアプリのインストールは不要 | 可(音声のみ) | レッスンは自動で録音される |
| レアジョブ英会話 | アプリが必要(ブラウザでは受けられない)。iOS/iPadOS 17以上・Android 12.0以上 | 可(音声通話のみ) | 回線は5Mbps以上が目安。パソコンでもMacのSafariはレッスンルームで使えない |
| ネイティブキャンプ | iOS・Androidのアプリで受講 | 可 | 回線は映像なしで上り・下りとも1Mbps以上、映像ありで5Mbps以上が目安。レッスンは自動で録音される |
| Kimini英会話 | iOS/iPadOSは15以上が対象 | 可(公式ヘルプ) | SkypeやZOOMなど他の通信ソフトは使わず、ログイン後に表示される「レッスンルームに入る」ボタンから入る |
スマホだけで始めたい人はスマホで受けられるオンライン英会話、顔を出さずに受けたい人はカメラオフで受けられるオンライン英会話で、各社の条件を詳しく比べています。
初回(無料体験)レッスンの流れ
- 開始前:端末と回線を確認し、少し早めに入室する(レアジョブ英会話はレッスン開始5分前から入室できる・公式)
- あいさつと自己紹介:名前・住んでいる所・英語を学ぶ理由の3文を用意しておく。DMM英会話の公式の初心者ガイドでも「はじめは準備したものを読み上げるだけで問題ありません」とされている
- レベルの確認:サービスによっては講師の質問に英語で答える形のレベルチェックがある(レアジョブ英会話は初回のトライアルレッスンで、自己紹介のあとに行う・公式)
- 教材にそって会話:分からないときは「Could you say that again?(もう一度言ってもらえますか)」「Could you type it in the chat box?(チャットに書いてもらえますか)」と頼む
- 終わったあと:言えなかった表現をメモしておく。DMM英会話とネイティブキャンプはレッスンが自動で録音されるので、聞き直して復習できる
初心者が陥りがちな失敗3つ
失敗1:完全に準備が整ってから始めようとする
「もっと単語を覚えてから」「文法を完璧にしてから」と先延ばしにしているうちに、英会話を始められない方がいます。実は、英会話は話しながら覚えていくものです。単語や文法の知識がゼロでも、スクールに入ることに何の問題もありません。講師は初心者に合わせたレッスンを提供してくれます。
失敗2:高い目標を設定してモチベーションが続かない
「3ヶ月でビジネス英語をマスターする」という高すぎる目標を立てると、思うように進歩しないときに挫折しやすくなります。初心者は「1ヶ月後に自己紹介が英語でできるようになる」など、達成可能な小さな目標を設定することが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、学習のモチベーションが維持できます。
失敗3:講師に遠慮してしまい発言しない
「間違えると恥ずかしい」「先生に迷惑をかけたくない」と遠慮して、レッスン中あまり発言できない初心者もいます。しかし、英会話レッスンの目的はどんどん話して練習すること。講師は学習者の間違いを歓迎しており、間違えるたびに正しい表現を学べます。積極的に発言すると、直してもらえる機会が増えます。
初心者におすすめのスクールの選び方
選び方のポイント1:日本語サポートの有無を確認する
英会話が全く初めての方には、日本語でサポートしてもらえるスクールが安心です。わからないことを英語で質問するのは高度なスキルが必要なため、初心者には大きなハードルになります。講師が全員日本人のワールドトークなら、日本語で質問・相談しながら英会話を学べます。
選び方のポイント2:無料体験レッスンを必ず試す
申し込む前に必ず無料体験レッスンを受けましょう。レッスンの雰囲気、講師との相性、使用教材の適切さを実際に確かめることが重要です。無料体験を用意しているサービスは多いですが、Camblyのように無料体験がなく100円の有料体験のサービスもあります。カード登録が必要か、体験後に自動で有料になるかもサービスごとに違うため、公式サイトで条件を確認してから活用してください。
選び方のポイント3:継続しやすい料金・スケジュールか確認する
英会話は長期的に続けることが大切なため、財布と生活スタイルに合ったサービスを選ぶことが重要です。月額料金が高すぎると経済的な理由でやめざるを得なくなりますし、予約が取りにくいサービスだと続けるのが困難になります。1回あたりのコスト・予約の取りやすさ・受けやすい時間帯をチェックしましょう。
選び方のポイント4:教材と学習カリキュラムの質を見る
良いスクールには、初心者のレベルに合わせた段階的なカリキュラムが用意されています。「次に何を学ぶべきか」が明確で、学習の進捗が実感できる教材・カリキュラムがあるサービスを選びましょう。
英会話を始めるメリット4つ
メリット1:思考の幅が広がる
英語で考える習慣ができると、日本語だけで考えていた頃には触れられなかった情報・文化・視点にアクセスできるようになります。海外ニュース・英語論文・洋画字幕なしなど、触れられる情報が増えるのも英会話学習の利点の一つです。
メリット2:キャリアの選択肢が広がる
英語ができる社会人は外資系・海外出張・外国人クライアント対応など、キャリアの選択肢が広がります。応募条件に英語力が書かれた求人に応募できるようになるなど、選択肢が広がります。
メリット3:海外旅行の自由度が上がる
ツアー旅行ではなく個人手配で旅行できるようになると、自由度が大きく上がります。レストランで地元の人と会話する、現地の人にしか知られていない場所を聞く、トラブルを自分で解決する——これらが全て英語で可能になります。
メリット4:年齢に関係なく続けられる学びになる
新しい言語を学ぶことは、年齢に関係なく続けられる知的な趣味にもなります。シニア層が英会話を始めるきっかけとしても選びやすい学びです。
始める前の不安・注意点3つ
注意点1:「完璧主義」が最大の敵
「文法が完璧でないと話せない」「発音が悪いから恥ずかしい」という気持ちは、英会話学習の最大の障壁です。実際には、伝わればOK、間違えれば学べる、というスタンスのほうが結果的に伸びます。最初の1ヶ月は特に「間違えるのが普通」と割り切ることが重要です。
注意点2:高すぎる目標を立てない
「3ヶ月でビジネス英語マスター」「半年でTOEIC800点」など高すぎる目標は挫折の原因です。「1ヶ月で自己紹介を英語で言えるようになる」「3ヶ月でレッスン中ずっと英語で会話できる」など達成可能な小さな目標から始めましょう。
注意点3:1ヶ月で「効果がない」と諦めない
英会話の効果は、すぐには感じにくいものです。始めてすぐに「効果が感じられない」と諦めてしまうのは、よくある挫折のパターンです。最初の3ヶ月は「習慣化期間」と捉え、効果測定はその後に行うのが現実的です。
最初に覚えておきたい英会話フレーズ10選
英会話を始めたばかりの方が最初に覚えておくと便利な、実践的なフレーズを10個ご紹介します。これらを覚えておくだけで、レッスンがぐっとスムーズになります。
Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか?
Could you speak more slowly?
もっとゆっくり話してもらえますか?
What does "___" mean?
「___」はどういう意味ですか?
How do you say "___" in English?
「___」は英語でどう言いますか?
I'm not sure, but I think ...
確かではないですが、…だと思います。
Let me think for a moment.
少し考えさせてください。
Could you give me an example?
例を挙げてもらえますか?
I understand. / I see.
わかりました。/なるほど。
Nice to meet you. I'm ___ .
はじめまして。___と申します。
Thank you for today's lesson!
本日のレッスンありがとうございました!
これらのフレーズをレッスン中に使えるようにしておくだけで、わからない部分をスムーズに確認できるようになります。特に「Could you say that again?(もう一度言ってください)」と「Could you speak more slowly?(ゆっくり話してください)」の2つは必須です。
英会話を継続するコツ5つ
コツ1:レッスンを固定の時間帯に設定する
「毎朝7時に英会話レッスンを受ける」のように、レッスンを生活習慣の一部に組み込みましょう。「気が向いたときに受ける」というスタイルでは、忙しい日々の中で後回しになりがちです。歯磨きやシャワーと同じように、英会話を「毎日のルーティン」にすることが継続の鍵です。
コツ2:レッスン日記をつける
毎回のレッスン後に、「今日学んだフレーズ」「できるようになったこと」「次に練習したいこと」を短くメモしておきましょう。振り返ることで成長を実感でき、モチベーションの維持につながります。また、レッスンで習ったフレーズをメモしておくと復習にも役立ちます。
コツ3:英語を使う場面を日常に作る
週に数回のレッスンだけでは、英語に触れる時間が不足しがちです。スマートフォンの設定言語を英語にする、英語のポッドキャストを通勤中に聴く、好きなアーティストの英語曲の歌詞を読むなど、日常生活に英語が入ってくる環境を作りましょう。
コツ4:同じ目標を持つ仲間を作る
英語学習仲間がいると、お互いに励まし合いながら継続しやすくなります。SNSで英語学習アカウントを作る、英語学習コミュニティに参加するなどの方法があります。学習の進捗を報告し合うことで、サボりにくくなるという効果もあります。
コツ5:小さな成功を積極的に褒める
「今日初めて自分の意見を英語で言えた」「以前わからなかったフレーズが使えた」など、小さな進歩を積極的に自分で認めて褒めましょう。英会話の上達は目に見えにくいですが、日々の積み重ねが着実に力になっていきます。自分の成長に気づく習慣が、長期的なモチベーション維持につながります。
英会話初心者に向いている人/向いていない人
✅ 英会話を始めるのが向いている人
- 「英語を話せるようになりたい」という気持ちがある人
- 明確な目標がある人(旅行・仕事・趣味)
- 週2〜3回×3ヶ月の時間を確保できる人
- 月額3,000〜5,000円の予算がある人
- 完璧主義を捨てて間違えながら学ぶ覚悟がある人
- 長期目線で学習に取り組める人
❌ 今は英会話を始めない方がいい人
- 「とりあえずなんとなく」始めたい人(→ 目標から先に設定)
- 短期間で集中して取り組みたい人(→ コーチングも選択肢)
- 仕事が極端に忙しい時期(→ 落ち着いてから)
- 予算が月3,000円未満の人(→ 無料アプリから)
よくある質問(FAQ)
英会話を始める前に必要な英語レベルはある?
ありません。中学英語の基礎があれば十分始められますし、それ未満でも、初心者からのスタートを想定したサービス(Kimini英会話・レアジョブ等)なら始められます。「単語を1,000語覚えてから」「文法を完璧にしてから」と準備しすぎると、いつまでも始められないため、まずは無料体験で現在のレベルを講師に診断してもらうのが最短ルートです。
英会話初心者がいきなり外国人講師でも大丈夫?
可能ですが、最初の数回は緊張する可能性があります。「英語で質問できるか不安」という方は、日本人講師が在籍するワールドトーク・大人の英会話倶楽部、または日本人カウンセラーがいるレアジョブから始めるのが安心です。慣れてきたら外国人講師に切り替えていく流れが現実的です。
英会話を始めるのに最低いくら必要?
無料体験を使えば0円から始められます。本契約後は月額3,000〜5,000円(QQ English月4回3,280円・Kimini英会話月8回4,840円など)が最低ラインです。教材費・入会金が無料のサービスを選べば、月額料金以外の費用は基本かかりません。最初の3ヶ月は月4,000〜5,000円の範囲で試して、続けられそうなら頻度・サービスを増やすのが堅実です。
英会話が続くまでにどのくらいの期間がかかる?
Lallyらの研究(2010年発表・European Journal of Social Psychology)では、毎日同じ場面で同じ行動を続けた参加者が、その行動を自動的にできる状態に近づくまでの日数は18〜254日と、人によって大きな差がありました。最初は緊張・予約・準備で疲れることが多いですが、続けるうちにリズムができてきます。最初の3ヶ月を乗り越えるためにも、無理な頻度ではなく週2〜3回から始めることをおすすめします。
初心者がやってはいけないことは?
①準備が整ってからと先延ばしにする、②高すぎる目標を立てる(3ヶ月でビジネス英語マスター等)、③講師に遠慮して発言しない、の3点です。特に「間違えるのが恥ずかしい」「先生に迷惑」と遠慮すると、話す時間が減ってしまいます。レッスンは間違えてよい練習の場と考えると、発言しやすくなります。
まとめ:今日から英会話を始めよう
「まだ準備ができていない」と感じても、レッスンを受けながら準備を進めることができます。
まずは無料体験レッスンを1本受けてみてください。実際にレッスンを受けることで、「思っていたよりも楽しい」「もっとやってみたい」という気持ちが生まれるはずです。
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