WAIS(ワールド・アローズ・インターナショナルスクール)は、日本の高校に在籍しながら米国の高校卒業資格を同時取得できる、極めて独特なオンライン・インターナショナルスクールです。月額数千円のオンライン英会話とはスケールが全く違い、「英語を学ぶ」というより「英語で高校を卒業して、海外大学進学につなげる」という、高校生本人と保護者の進路選択の話になります。本記事では、サービス構造・料金感・Global Step Academy/国内IB認定校/留学エージェントとの位置関係、メリット5/デメリット3、向き不向き、FAQまで2026年5月最新版で整理しました。
この記事でわかること
- WAISのダブルディプロマ型オンライン高校の中身
- 「英語で高校を卒業する」設計の実態と海外大学進学までの流れ
- Global Step Academy・国内IB認定校・留学エージェントとの比較表
- メリット5・デメリット3・向き不向き(家庭単位での判断)
- 無料相談で確認すべき5つの観点
WAISとは?サービスの基本情報
WAIS(World Arrows International School)は、米国ミズーリ大学などと提携した日本の高校生向けのオンライン・インターナショナルスクールです。日本の高校に在籍しながら、並行して米国の高校卒業証明書(ハイスクール・ディプロマ)を取得する「ダブルディプロマ」が中核サービスで、UCLAやUCバークレーなど米国大学への進学を本気で視野に入れる高校生に向けて設計されています。海外大学100校以上との協定を持ち、進学先の幅も広めです。
| 正式名称 | World Arrows International School(WAIS) |
|---|---|
| サービス分類 | オンライン・インターナショナルスクール |
| 提携先 | 米国ミズーリ大学等 |
| 中核サービス | 日米ダブルディプロマ取得 |
| 対象年齢 | 高校生中心(中学生から準備可能) |
| 取得資格 | 日本+米国の高校卒業証明書(ハイスクール・ディプロマ) |
| 提携大学 | 海外大学100校以上との協定 |
| 難関合格実績 | UCLA・UCバークレー他、米国大学進学 |
| カリキュラム | 英語で他教科(数学・社会・科学等)を履修 |
| 主要プログラム | ダブルディプロマ型/英語特化型の2系統 |
| 料金体系 | 年間学費(公式サイト参照) |
| 受講期間 | 3年(高校生活全体)が標準 |
| 受講形態 | オンライン完結 |
| 無料相談 | あり(公式サイトから申込み) |
| 主要ターゲット | 海外大学進学を視野に入れる高校生と保護者 |
| 独自ポイント | 日本の高校と並走できる+米国卒業資格 |
WAISは「英会話スクール」ではなく「日米ダブルディプロマ型オンライン高校」
WAIS(World Arrows International School)は、米国ミズーリ大学などと提携した、日本の高校生向けのオンライン・インターナショナルスクールです(出典:WAIS公式サイト)。一般的な英会話スクールやオンライン英会話とは目的・規模・期間が全く異なり、「日本の高校に在籍しながら、並行してアメリカの高校卒業証明書(ハイスクール・ディプロマ)を取得する」というのが中核サービスです。
この日本と米国の卒業証明書を両方持つ状態をダブルディプロマと呼びます。海外大学への出願時に「英語力+米国高校卒業」という強い書類が揃うため、UCLAやUCバークレーなど米国大学への進学を本気で視野に入れる高校生に向けて設計されたサービスです。海外大学100校以上との協定を持つとされており、進学先の幅も広めです(出典:WAIS公式情報)。
「英語を学ぶ」と「英語で学ぶ」の決定的な違い
WAISが他の英語サービスと一線を画すのは、「英語を学ぶ」のではなく「英語で(高校の各教科を)学ぶ」というスタンスです。週1回の英会話レッスンや、3か月のコーチングとは時間軸の桁が違い、3年(高校生活全体)かけて、英語で授業を受け、英語でレポートを書き、英語で試験を受ける、というプロセスを並行で走らせます。
この設計が向くのは、次のような家庭です:
- 子どもが海外大学進学を本気で視野に入れている
- 日本の高校に通わせつつ、米国の卒業資格を同時に取らせたい
- 英語学習だけでなく、英語で他教科を学ぶ環境に身を置かせたい
- 留学(高校3年間まるごと海外)はリスクが高いが、ダブルディプロマで「保険」をかけたい
逆に、「英会話を始めたい」「日常会話レベルを目指したい」「TOEICで点数を取りたい」というニーズには完全にミスマッチです。それらは月数千円のオンライン英会話や、目的別の専門サービスで十分です。
主なプログラム:英語特化型/ダブルディプロマ型
WAISが提供する主なコースは大きく2系統に分かれます(出典:WAIS公式情報):
1. ダブルディプロマ型(フル受講)
米国ミズーリ大学等の高校卒業資格を、日本の高校在籍と並行して取得する本流コース。3年単位で計画し、英語で他教科を含めた高校カリキュラムを履修。海外大学への正規進学を視野に入れた高校生向けの一括プログラムです。
2. 英語特化型プログラム
ダブルディプロマほどフルにはコミットしないが、「英語学習に特化したインターナショナルスクール環境」だけを取り入れたい高校生向けのコース。2025年に新しく提供開始された英語学習特化の新プログラムなどが該当します(出典:公式リリース)。
料金感:「英会話の料金」ではなく「高校・進学塾の年間費用」の感覚で見る
WAISの料金は、月数千円のオンライン英会話とは桁が違います。月額制サービスではなく、年間学費としての設計のため、感覚としては「インターナショナルスクールの年間学費」「進学塾の年間費用」のレンジで見るのが現実的です。最新の正確な学費・入学金は、必ず公式サイトの生徒募集要項と学費ページでご確認ください(出典:WAIS公式情報)。
料金の額面より、進路の選択肢として何が買えるか(海外大学進学の確率向上、英語環境への没入、ダブルディプロマ資格)と、その投資のリターン(海外大学卒業後のキャリア・収入)を併せて判断するのが、このサービスの正しい料金論です。
主要競合との位置関係(Global Step Academy・国内IB認定校・留学エージェント と比較)
WAISを検討する際、よく比較対象になるインターナショナル教育系サービスとの位置関係を整理しました(各社公式サイト最新情報・2026年5月時点)。
| 項目 | WAIS | Global Step Academy | 国内IB認定校 | 留学エージェント |
|---|---|---|---|---|
| 形態 | オンライン高校 | オンライン英会話+教材 | 通学型インター | 海外進学・留学手配 |
| 対象年齢 | 高校生中心 | 幼児〜中学生 | 幼児〜高校生 | 中高生〜社会人 |
| ゴール | 米国高校卒業資格+海外大学進学 | インター進学準備・英語環境 | IBディプロマ・海外大学進学 | 語学留学/海外大学進学 |
| 取得資格 | 日米ダブルディプロマ | —(英会話) | IBディプロマ | —(学校卒業) |
| カリキュラム | 英語で他教科+米国高校 | 英語環境+教材 | IB教育プログラム | —(学校紹介) |
| 費用感 | 年間学費(高校相当) | 月額(数万円帯) | 年間学費(高め) | 手数料0円〜現地学費 |
| 進学先 | 海外大学100校以上協定 | — | 海外大学・国内大学 | 選択した語学学校・大学 |
| 日本の高校との並走 | 可 | —(学校外) | 不可(通学) | 不可(留学) |
| 独自ポイント | 日米ダブル資格 | 幼児〜中学生向け教材 | IB×通学型 | 多様な留学パターン |
| 合うタイプ | 日本の高校と並走したい家庭 | 英語の土台づくり段階 | 通学でフル英語環境 | 本格留学を計画する家庭 |
使い分けの考え方:「日本の高校に在籍しつつ海外大学進学を狙う=WAIS」「就学前〜中学生で英語の土台=Global Step Academy」「通学のフル英語環境=IB校」「現地留学が現実的=留学エージェント」というすみ分けです。
WAISのメリット5つ
1. 日本の高校と並走しながら米国の卒業資格を取得できる
留学のように丸ごと海外に行くのはリスクが高い・経済的に厳しい家庭でも、日本の高校生活(友人関係・部活・受験対策)と並行してアメリカの高校卒業資格を取得できます。日本のセーフティネットを保ちながら、海外進学の道も同時に作れる構造です。
2. 海外大学100校以上との協定=出願先の幅が広い
UCLA・UCバークレーなど米国の難関大学だけでなく、世界100校以上との協定を持つため、子どもの希望・適性に応じて出願先を選べる幅があります。「米国だけ」「英語圏だけ」に限定されない選択肢の広さは、進路設計の柔軟性につながります。
3. 「英語で他教科を学ぶ」環境で英語の質的深さが変わる
週1回の英会話レッスンとは違い、3年間「英語で数学・社会・科学・歴史を学ぶ」プロセスが組み込まれます。英語を「練習する科目」ではなく「学習のツール」として扱うため、英語の質的深さ(学術英語・専門用語・論理的議論)が一般的な英会話学習とは桁違いに育ちやすい設計です。
4. ダブルディプロマ=海外大学出願時の強い書類
米国高校卒業資格(ハイスクール・ディプロマ)は、海外大学出願時に「英語力+米国式教育」を証明する強い書類になります。一般的な日本の高校卒業+TOEFL/IELTSスコアという組み合わせよりも、米国大学への正規進学では有利に働きやすい構造です。
5. オンライン完結=地理的制約なく受講可能
通学型のIB認定校が首都圏・関西圏に集中しているのに対し、WAISはオンライン完結のため地方在住の家庭でも受講可能。「地方在住だが子どもに海外大学進学の選択肢を持たせたい」家庭にとって、地理的なハードルがゼロになる設計です。
WAISのデメリット3つ
1. 年間学費が「英会話の料金」とは桁違い
月数千円のオンライン英会話・月十数万円のコーチング・年間数十万円の通学スクール、のいずれとも違い、年間学費としての設計で、感覚としては「インターナショナルスクールの年間学費」「進学塾の年間費用」のレンジになります。3年間の総学費は数百万円規模の家計判断が必要です。
2. 英語完全初心者の子どもには合わない
「英語で他教科を学ぶ」前提のカリキュラムのため、英語力が中上級レベル以上ないと授業についていけません。英語完全初心者の場合は、まず子供向けオンライン英会話やGlobal Step Academyで英語の土台を作るのが先です。
3. 日本の高校の課題+WAISの課題で学業負担が大きい
日本の高校に在籍しつつWAISのカリキュラムも履修するため、子どもにとっては「日米2つの高校に通っている」状態に近い学業負担が発生します。日本の大学受験準備や部活との両立が現実的かは、入学前に慎重な検討が必要です。
WAISが向いている家庭/向いていない家庭
✅ WAISが向いている家庭
- 子どもが海外大学進学を視野に入れている高校生
- 日本の高校生活も並行で続けたい家庭
- 子どもの英語力が既に中上級者
- 3年単位の進路投資ができる家庭
- UCLA・UCバークレー等の米国大学進学を狙う家庭
- 地方在住で通学型インターが選択肢にない家庭
- 留学リスク(環境変化・治安)が大きいと判断する家庭
❌ WAISが向いていない家庭
- 「英会話を習わせたいだけ」のフェーズ(→ 子供向けオンライン英会話のほうがコスパ良い)
- 子どもの英語が完全な初心者(→ まず英会話で基礎づくり)
- 大学受験を国内で完結させる予定(→ 日本の進学塾のほうが直接的)
- 短期で英語力だけ上げたい(→ TORAIZ等のコーチングが効率的)
- 年間学費の負担が家計的に厳しい家庭
よくある質問(FAQ)
Q. WAISは英会話スクール?
WAISは英会話スクールではなく、米国ミズーリ大学などと提携した日本の高校生向けの「オンライン・インターナショナルスクール」です。日本の高校に在籍しながら、並行して米国の高校卒業証明書(ハイスクール・ディプロマ)を取得する「ダブルディプロマ」が中核サービスです。
Q. WAISの対象年齢・対象家庭は?
主に高校生(中学生から準備可能)と、その保護者が対象です。海外大学進学を本気で視野に入れる家庭、日本の高校と並行で米国の卒業資格も取りたい家庭、子どもの英語が中上級レベルで「英語で他教科を学ぶ」前提に耐える家庭にフィットします。
Q. WAISの料金体系は?
月額制サービスではなく、年間学費としての設計のため、感覚としては「インターナショナルスクールの年間学費」「進学塾の年間費用」のレンジで見るのが現実的です。月数千円のオンライン英会話とは桁が違います。最新の正確な学費・入学金は、必ず公式サイトの生徒募集要項と学費ページでご確認ください。
Q. WAISと国内IB認定校はどちらがいい?
WAISは「日本の高校に在籍しながらオンラインで米国高校卒業」を狙う設計、国内IB認定校は「通学でフル英語環境+IBディプロマ取得」を狙う設計、というすみ分けです。日本の友人関係・部活も並走したい家庭にはWAIS、英語環境にフルコミットできる家庭にはIB校が向きます。
Q. WAISの無料相談で何を確認すべき?
①子どもの現在の英語力でWAISのカリキュラムに耐えられるか、②日本の高校との学業バランスが現実的か、③海外大学進学までのロードマップ、④3年間の総学費、⑤途中退会・休学の条件と費用負担を確認するのがおすすめです。料金以上に、学業バランスと進学先の合格実績が判断材料になります。
無料相談で確認すべきこと
WAISの無料相談・資料請求の際にチェックしたいのは、料金以上に次の点です:
- 子どもの現在の英語力で、WAISのカリキュラムに耐えられるか:英語で他教科を学ぶ前提なので、現状レベルの診断が重要
- 日本の高校との学業バランス:日本の高校の課題+WAISの課題の両立が現実的か
- 海外大学進学までのロードマップ:3年間でどの大学に出願する想定か、合格実績はあるか
- 3年間の総学費:年間学費×3+諸経費の総額を事前に把握する
- 途中退会・休学の条件と、その場合の費用負担
まとめ:「英会話」を超えた進路選択としての英語
WAISは、月数千円のオンライン英会話・月十数万円のコーチング・年間数十万円の通学スクール、のいずれとも全く別カテゴリにある、「日米ダブルディプロマ型オンライン高校」という独自サービスです。「英会話を始めたい」というニーズには大きすぎる選択肢ですが、「海外大学進学を本気で狙う高校生のいる家庭」には、留学とは違うリスク分散の選択肢として機能します。
このサービスを検討する段階に来ているのは、家庭のほんの一部です。該当しない方には、まず英会話スクール完全ガイドから自分の目的に合うカテゴリを探していただくのが現実的です。